TCHイングリッシュスクールがある武蔵野市は、多摩地区に位置し、便利さと静かさの両方に恵まれた街です。にぎやかな吉祥寺、落ち着いた三鷹駅と武蔵境駅の周辺と、異なった顔を持っています。もう一つ忘れてはいけないのは、井の頭公園や玉川上水などに見られる緑の豊かさです。
武蔵野の自然の中には、人間以外の隣人が多く棲んでいます。喧噪の大通りから少し離れただけで、思わぬ生き物に出会える武蔵野市の多面性を、外国人のお友達に紹介してみませんか?はて、あの生き物、よく知っているけど英語ではなんだったっけ?と思われることもあると思います。今回はその中からいくつかご紹介していきます。

まずはお馴染みのタヌキ。新宿駅に出没して話題になったことがありました。英語ではracoon dogと言います。意外に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、タヌキは日本固有種との見方があるほどユニークな存在なのだそうです。動物好きな海外からのお客さんが動物園でタヌキを見て、「この動物に会いたかったんだ!」と感動したりするとか。ん?racoonじゃないの?と思われた方、いらっしゃいますよね。ポイントは、racoonはなくてracoon dogである点です。racoonだけだとアライグマのことになってしまい、タヌキにはdogが付くのです。見た目は似ていますが、性質はかなり異なる2種です。

最近、言葉を操る能力を持つことで話題のシジュウカラも、私たちの身近な隣人です。日本を含むアジアに広く分布します。シジュウカラは単語を使うだけでなく、文法まで使い文章を作ることまでできることがわかっています。近縁種のヤマガラもシジュウカラの言葉を理解するそうです。英名はJapanese titです。

武蔵野市には猛禽類も生息しています。かつては絶滅が心配されたオオタカ(goshawk)やフクロウ(ural owl)が繁殖できるほどの豊かな自然に恵まれているのです。木を見上げれば、小型のキツツキであるコゲラ(black woodpecker)がちょこちょこ動き回っていたり。少し視線を変えると、思わぬ隣人との出会いがあるかも知れませんね。

休日には街から少し離れて、武蔵野市の隠れた魅力を探してみるのも楽しそうですね。熱中症には気を付けつつ、「これは英語で何て言うんだろう?」と考えて散策してみてください。

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