さて、いきなりですがクイズです。
Q1. この写真は誰でしょう?

A1. サンタクロース(聖ニコラウス)
上の答えの聖ニコラウスとは、3~4世紀に実在した東ローマ帝国(現トルコ)の司教でした。聖ニコラウスは貧しい人たちに自分のものを与えたり、子どもが売られてしまいそうな時に金貨を煙突から投げ入れるなどしてその家庭を救ったりしたといわれています。そういう端々の逸話が、現在のサンタクロースが子どもにプレゼントを与えてくれるという話につながっているようです。また聖ニコラウスはオランダ語でシンタクラースと言われ、それが少し変化してサンタクロースという名前に定着したといわれています。



Q2. サンタクロースの色は以前、何色だったでしょう?

A2. 色々(緑、オレンジ、青、赤etc)
もともとサンタクロースに決まった色はありませんでした。聖ニコラウスは赤いローブを着た司教でしたが、100年ほど前のサンタクロースの色はまちまちでした。そんな中、1900年ごろのコカ・コーラ社では、コーラがコカインを使い、カフェインも多くあったイメージから女性・子どもたちからは敬遠されていました。より子どもに親しみを感じてもらうため、サンタクロースをコカ・コーラ社のイメージカラーの赤にしてサンタとコカ・コーラ社をブランディングしたといわれています。今年はそれに対抗してか、ペプシ社が長州力さんと武藤敬司さんに青いサンタクロースの格好をさせてCMを流していますね。果たして未来のサンタクロースは一体どんな色になっているのでしょうか。


Q3. サンタクロースの住まいはどこでしょう?

A3. 北極からフィンランドに引っ越した or デンマーク(グリーンランド)
サンタクロースはトナカイに与えるエサが不足したため、北極圏からフィンランドに引っ越したとサンタクロース事務局なるものが発表をしています。一方で国によってはグリーンランドに住んでいる説もあり、ひとまず寒い国から来ているのだけはお約束のようです。
また、サンタクロースに手紙を書くこともできます。その際の宛先住所はカナダで、2023年は12月7日までに手紙を送るとメッセージが返してもらえたそうです。(なんでカナダなんだろう?)
https://santaclaus-embassy.com/

Q4. サンタクロースはオーストラリアでは何に乗ってやってくるでしょう?

A4. サーフボード(サーフィン)
12月25日はオーストラリアでは真夏です。そんなサンタクロースなのでもちろん厚着を減らします。しかもトナカイとソリではなくサーフィンにのってやってきます。どの国もその国に合わせてサンタクロースを使って自国のアピールを狙うのは、国も会社も同じで面白いですね。

Q5. 日本ではじめてサンタクロースが登場したのはいつ頃でしょう?

A5. 明治時代
サンタクロースは明治時代に三太九郎(さんたくろう)という名で日本に合わせた格好(?)で紹介されました。もちろん最初は全く知られていません出したが、大正時代には今のサンタクロースとほぼ同じような恰好になって子どもたちの間で徐々に浸透していったようです。それにしても三太九郎さん、単なる寒い地域の旅行者にしか見えませんね。https://dl.ndl.go.jp/pid/1168287/1/1


Q6. 12/25とはどんな日?

A6. イエスキリストが誕生した日
聖ニコラウスを称える日というのが彼の命日にちなんで12/6にありました。それとは別でクリスマスというイエスキリストが生誕したお祝いがあったため、その2つが地域によって結びついていき、12月25日がクリスマスとなってサンタのやってくる日となってしまいました。尚、欧米ではほとんどクリスマス当日が大事な日であって、クリスマスイブは特に何もないことが多いです(プレゼントを25日の朝に先駆けてもらうのみ。) イブの方が大事にされている日本は、ただプレゼントをもらえる日ということで、キリスト教とは全く関係ないところが大事になっているというのは、いろいろな宗教の楽しいところばかり取り込むなとも日本人らしいポイントですね。

さて以上6問、みなさんは何問正解できたでしょう?

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